(左)
甲冑研究家・笹間良彦
氏より館長への手紙
(昭和50年)
(上)八木原太郎作翁より館長への手紙(昭和47年)。
   
翁は井伊直弼の側役をつとめた彦根藩重臣宇津木左近泰翼の孫でもと旧陸軍中将。
   彦根の歴史話を伝えてくれた館長の恩人。
(上・下)
明珎・早乙女兜の研究家 長谷川武氏より館長への手紙
(上:昭和53年、下:同55年)

長谷川氏の「冑宗」という号は館長が贈った号。
信家や義道の兜について集中的に調査しユニークな学説を展開、同好者の啓発につとめた。
(左)
日本甲冑研究の先駆者・山上八郎氏より館長(当時28才)への手紙
(昭和46年)

山上八郎氏は日本の甲冑研究を学問としてはじめて体系づけた斯道の大先達
有限の生を尽さんには
    すべからく無用の用を尽すべし

              
      
 
井伊達夫館長は、半世紀にわたって甲冑武具や刀剣の研究に携り、各時代にわたる最高の優品を考証し続けています。甲冑武具の論考も最も多く意欲的に発表しており、歴史作家としてもユニークな作品を数多く発表しています。
また、 日本甲冑史学研究会において主任審査員に任じています。

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作家・津本陽氏より井伊館長への謝辞
 
 
 
私は文藝春秋「オール讀物」に、井伊直政についての小説を連載するにあたり、主だった文献のほとんどを、『井伊軍志』を資料として活用させていただき、また甲冑、戦法などについての古文書で、おおいに啓発されるところがありました。
 おかげで作品をなんとか陰影多いものに仕あげられたかと、思っております。ここに感謝の意を表します。
 井伊達夫氏(井伊美術館館長)とは、このたびの御縁により、幾度かお目にかかり、対談するうち、武士の風格をそなえておられるのを知りました。
 なぜか気が合うように思います。私の先祖も三河武士であったので、どこかさわやかな氏の物腰にひかれるのかも知れません。
 今後のいっそうの御活躍を祈っております。
            【津本陽氏著 『獅子の系譜』(文藝春秋社刊) 謝辞より】平成19年10月


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井伊館長の歴程(抄)
「越の老函人」第八回北日本文学賞受賞作(井上靖選) 北日本新聞 昭和49年1月1日
私の余暇活用記 第一回余暇文化振興会公募論文第一位受賞作 『余暇サロン』別冊 昭和50年1月
『彦根藩公用方秘録』<シルバーマスターコンテスト第一位金賞受賞作> 彦根藩史料研究普及会 昭和50年6月 
「異聞勝川の鎧」サンデー毎日新人賞最終候補作
(選者:柴田錬三郎、川口松太郎、村上元三)
『小説サンデー毎日』昭和50年7月
「本懐の行方」サンデー毎日新人賞最終候補作(「断絶の本懐」改題)
( 〃 )
『小説サンデー毎日』昭和51年7月
「妖怪」サンデー毎日新人賞最終候補作( 〃 ) 『小説サンデー毎日』昭和52年7月 
「宮王守」グラフィック茶道小説新人賞受賞作(多岐川恭選) グラフィック茶道』昭和52年9月
名物刀剣における伝承の発掘と考察 典厩割国宗の場合
(第一回本間薫山刀剣学術奨励基金による研究論文入賞作)
『研究紀要』平成5年11月
名物丈木攷(じょうぎこう)
(第二回本間薫山刀剣学術奨励基金による研究論文入賞作)
『研究紀要』平成10年10月
●主な受賞歴●
*その他、井伊館長の著作・論文等についてはこちらを御覧下さい。
甲冑遊びの一齣
童心常住
 分別不住
  有事断然
   前後截断
先達先輩の書信(抄)